SCトレンド研究所

ロジカルシンキング⑧
「絞り込む視点を整理する!」

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フレームワークやブレストを活用して、「真因」に対処するためのアイデアを沢山出したら、次はその中から有効な改善策を絞り込みます。

皆さんが携わっている実務の世界では、いつも完璧を求めるのではなく、様々な視点から総合的に評価して、実行可能な策を組み合わせ、最善の結果につなげることが求められています。

そのために、まず、各改善策を評価する視点を整理しましょう。

評価の視点はケースバイケースで変化して良いのですが、一般的なものとしては次の5つが挙げられます。

 

1.効果
真因をどれだけ無くすことができるか
極力定量的に把握することが重要

2.実現可能性
実際に自分たちに実行するだけの実力があるか
実現できるかどうか、自分たちの成長可能性も含めて、客観的に把握する

3.コスト
どれだけの予算を掛けられるのか
効果との見合いでバランスするコストを考える

4.期限
必要な期限までに実行することが可能かどうか
期限を過ぎてから実行しても意味がない

5.リスク
実行段階で予想されるリスクはないか
コンプライアンス重視が叫ばれる昨今では重要なファクターと考える

6.その他
特に自分たちでこだわりたい点があれば追加する

 

 

比較評価表を活用しよう !

評価視点を決めたら、見える化するために下記のような比較評価表を作ることをお勧めします。

各セルの記号は各視点から見た対策案の評価で、高評価のものから順に 
◎ 〇 △  となります。
× は絶対的な評価で、致命的な問題があるものです。

順位は総合的に各対策案を評価した結果のプライオリティです。

このように、比較評価表を作成することで状況がスッキリと整理され、どの対策案を採用すべきか考えることが容易になります。

この比較評価表は非常に応用範囲が広く、皆さんの日常の業務でも複数の選択肢からどれを採用すべきか考える際に役立ちますので日頃からどんどん活用することをお勧めします。

ただ、この比較評価表を使いこなすために、留意してもらいたい点がいくつかありますので、次回その点についてご説明しましょう。

 

魚谷昌哉
米国国際ショッピングセンター協会(ICSC) 公認SC管理士

京都大学経済学部卒業後トヨタ自動車(株)を経て三井不動産(株)へ転職。
長年商業施設の開発、運営に携わる。
2012年に独立して(株)SCマーケティング総合研究所を設立。
「マーケテイングの革新と人づくり」をモットーにSC業界の人材育成に注力中。
近年は厚生労働省の人材育成助成金に適合した研修プログラムの開発やロジカルシンキング研修に取り組んでいる。

株式会社SCマーケティング総合研究所
https://www.sc-marketing.jp/
 uotani-scmk@pcsu.jp
             

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