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ファッション・ファッション雑貨で見られる新たな動きとは - 【四半期SC出退店ランキング(ファッション、ファッション雑貨、生活雑貨)】

 ファッション大業種のSC出退店ランキング - 【2017年10月~12月期】

ファミリーやレディス&メンズなど幅広い顧客層を狙うブランドが上位に

2017年10月~12月期のファッション大業種のSC出店ランキングは図表1のとおりとなりました。この出店ランキングは、この期間中にSCに出店もしくはSCから退店したブランドについて、出店数と退店数から差引出店数を算出し、その上位から20位までのブランドを表示したものです。ランキング方法や詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

ランクインしたブランドを見ると、ランキング1位にファミリー_小業種の“ファッションセンターしまむら”がランクインしています。今回のランキングには、同じファミリー_小業種のブランドが、同ブランドを含め5ブランドがランクインしています。また、レディス&メンズ_小業種のブランドも目立っており、2位の“THE SUITS COMPANY”を筆頭に、合計7ブランドがランクインしていることから、ファッション_大業種では、幅広い顧客層を狙うブランドの出店が多いことが読み取れます。

 

一方、差引退店数の上位ブランドをリストアップした結果は図表2のとおりとなりました。

ランクインしたブランドを見ると、“オペラハウス”が、差引退店数35店と最も多く、2位は“noannu”で、差引退店数30店と桁外れに退店数が多くなっています。これら2つのブランドがどういった施設で退店したかをSC GATEで調べると、そのほとんどがイオン系の総合スーパー(ゼネラルマーチャンダイズストア [英語:General merchandise store、GMS])型の施設となっていることがわかっています。

 

ファッション雑貨大業種のSC出退店ランキング - 【2017年10月~12月期】

靴・靴下など足元のおしゃれ系ブランドでの出店が目立つ

2017年10月~12月期のファッション雑貨_大業種のSC出店ランキングは図表3のとおりとなりました。

最も差引出店数が多かったのは、“tutuanna”(差引出店数6店)で、2位は“ABC-MART SPORTS”(差引出店数5店)となっています。ファッション雑貨_大業種は、比較的多くの小業種を持つ業種ですが、今回のランキングを見ると、20ブランドのうち半数近くが、靴_小業種もしくは靴下_小業種で、この分野での出店が多いことが見て取れます。

ファッション雑貨大業種の退店ランキングは図表4の結果となりました。

先のファッション_大業種と同じく、ここでもランキング1位の“Greenbox”(差引退店数71店)、ランキング2位の“NIMIUS”(差引退店数12店)が、2桁の退店数で目立っています。これら両ブランドはいずれもイオングループのブランドで、しかもファッション_大業種の場合と同様、その退店施設はイオン系GMS施設であることから、イオン系GMS施設の今後の動きに注目しておく必要があると考えられます。

その他のブランドに着目すると、アクセサリー_小業種、ウィッグ・ヘアアクセサリ_小業種で、退店しているブランドが目立っています。

 

生活雑貨大業種のSC出退店ランキング - 【2017年10月~12月期】

コンタクト・めがね、均一価格ショップで継続する出店傾向

2017年10月~12月期の生活雑貨大業種のSC出店ランキングは図表5のとおりとなりました。

出店ランキングでは、ライフスタイル雑貨_小業種の“HAPiNS”(差引出店数11店)、健康グッズ_小業種の“F PREMIUM-PLAZA”、バラエティ雑貨_小業種の“Seria”(いずれも差引出店数10店)が2桁以上の差引出店数となりました。

上述の“Seria”に加え、4位には、差引出店数9店でバラエティ雑貨_小業種の“DAISO”がランクインしており、前四半期(レポートはこちら)でも見られた均一価格ショップの出店傾向に変化はないようです。

また、5位以降には、“OWNDAYS”、“Zoff”、“JINS”、“メガネスーパーコンタクト”といったブランドがランクインしており、これも前四半期(レポートはこちら)に続き、コンタクト・めがね・補聴器_小業種の出店傾向が継続しているようです。

 

退店ランキング(図表6)に視点を移すと、前四半期に続き、すでにブランドの終了を発表している“SWIMMER”が退店ランキング1位となりました。

また、これも前四半期と同じ傾向(レポートはこちら)ですが、出店ランキングで複数のブランドが上位にランクインしていた均一価格ショップの“シルク”、“meets”が退店ランキング側でもランクインしています。

こうした同一小業種内に、出店側でランクインするブランドと、退店側でランクインするブランドが存在する例は、コンタクト・めがね・補聴器_小業種でも見られており、退店ランキングにも“Glass-Up”、“9Nine”といったブランドがランクインしています。

3位にランクインした“Passport”は、出店ランキング1位の“HAPiNS”と運営企業が同じであり、両ブランドの出退店施設を調査すると、移転や業態変更などに伴う出退店の可能性が伺える事例が見られました。

 

集計対象SC

  • 2017年12月末日までにSC GATEに登録されている
  • SC面積が1,500㎡以上である
  • 2016年1月~2017年12月末日の最大テナント数が10テナント未満ではない
  • SCタイプが「駅ナカ」「駅ビル」「地下街」「駅周辺・市街地」「郊外」「超大型施設」「アウトレット」「空港」に分類されている

【本稿はSC GATEの2018年1月末時点データを用いて作成しています】

SC GATEとSC GATEのデータについてはこちらをご覧ください

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